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 8月8日(土)に行われた高校生フォーラム プレゼンテーション の各高校の発表の概要を、当日会場で配布の「プレゼンテーション要約」と写真でご紹介します。
プレゼンテーション要約(4) 長野県松本深志高等学校
しあわせ~それは天下のまわりもの~
長野県松本深志高等学校 長野県松本深志高等学校
 今世界では約68億人、日本では1億3000万人が生活している。状況も立場もそれぞれ違い、それぞれ独自の基準で幸不幸を定めている。ある程度共通する基準として衣食住や身の安全、健康、尊厳、変化や発達、比較など別々に満たされると思われる様々な「幸福の条件」が存在する。それにもかかわらず2008年からの世界的経済不況というたった一つの出来事で大勢の人々が一斉に幸せとは言いがたい状況に突き落とされてしまった。私たちはその原因が“お金が牛耳る社会”とそれに対応してきた社会にあると考えた。もともとお金のやりとりではなく「世を治め、民を救う」の意の「経世済民」から来た言葉で私たちの生活のあり方を指す「経済」。それが次第に実体経済ではなく金融経済を中心とするようになり、社会もそれに伴って無機質なものへと変貌を遂げた。その変化が今回の経済危機で表面化したのである。
長野県松本深志高等学校
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 幸せになるという人にとって人生最大の目的を果たせないようなこの社会は変わる必要があるが、同時にその改善を法だけに託すことにも無理があると考える。暮らしを翻弄しているお金のフィールドが経済であるから、経済が変わることで社会が変わり、私たちはよりよく生きられるはずだと私たちは考えた。今の社会構造や経済からみて、お金を持つことが最高の価値とされていることに問題の核心がある。そこでこれまで欠けていた精神やモラル、幸せを見据えた行動を中心におこうとしたが、現代社会においては最早お金を仲介とした流通形態を捨てモラルや精神性頼みとすることは不可能である。よって、お金を使った流通形態を残したままモラルや幸せを追求できるような新しい経済の形を提言したいという方針が決まった。
 私たちが提言したいのは二つの事柄、「『結合論』提唱」と「『幸せ指数』導入」である。
長野県松本深志高等学校
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 「結合論」は化学の現象であるイオン結合と共有結合から考えた。イオン結合とは、電子というものを余分に持つ側から足りない側に余分な電子を渡すことで安定することにより生じる結合である。一方共有結合とは、互いに電子が足りないため、複数のものが共有して使うことで安定することにより生じる結合である。これらの仕組みを、実際の社会にも応用していこう、という考えが「結合論」である。これに基づく行動から、心理的つながりが生まれ、安定した精神状態や日々を生きるエネルギーを得られる。しかし、ものを与えた側も心理的な利益を得たのであるから優位に立ちすぎてはならないことに留意すべきである。また、つながりは互いを尊重することから生まれるため、それについて見直すことも必要である。
 「幸せ指数」とは、全体が感じる幸せをおおよそ数値化するものである。政府や地方自治体に部署を設け、電話調査によって国民がどれくらい幸せなのかを表し、その結果を集約してグラフ化する。幸せ指数の上下の変動は公開するが、そこに競争原理を持ち込むべきではない。
 以上の私たちの提言に不況への即効性は無いが、人々が幸せになるための下地となるはずだ。
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 さて、タイトルの「幸せ-それは天下のまわりもの-」は、幸せが連鎖して伝わり、自分の下へも帰ってくることを願うものである。これも流通といえるだろうが、システムにすることはできない。だからといって何も出来ないのではない。私たちは幸せになりたいと思い、生きている。経済がそれをサポートする形に変わるのは道理のはずである。それに向けて取り組むことに異論は無いだろう。
 私たちが変われば、経済ひいては社会が変わる。そう信じたいと、私たちは考える
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