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 12月2日(水)に著者講演会として神戸女学院大学教授であり作家でもある内田樹(たつる)氏お迎えする予定です。
 進路部の芝野先生から内田樹先生について紹介の文書をいただいておりますのでご紹介します。
 平日で出にくいかと思いますが、内田先生の講演を聴けるチャンスはこれが最後かも知れません。図書室にもたくさんの著書をおいてあり生徒も読んでいる最中です。ご都合をつけて大勢の参加お待ちしています。
内田樹氏について
 この役になって、講師の方と交渉する機会が多くなりました。
 数学者の志賀浩二氏は、60歳前までは学究的に数学に打ち込まれ、それ以後は啓蒙活動をされています。非常に人間を愛しておられ、情緒から数学全般を論じられていますが、おおもとはユダヤの数学者バナッハに影響を受けられ、"見る"というより"聞く"という感覚で数学をとらえられています。
 長江由美子氏の講演は、東高校を研究しつくし、綿密なる準備のもと、生徒バージョンと保護者バージョンの大曲を2曲、滑らかに奏でられました。被爆にも似た原体験を恨むどころか、無償の愛に転換されて、私は、彼女のなかにマザー・テレサかヘレン・ケラーを垣間見ましたが、なにより、労働(LABOR)→仕事(WORK)→活動(ACTION)の全てを経験されている方だと実感したとき、ユダヤ人ハンナ・アーレントの再来かとも思いました。
 さて、私が内田樹氏の名前を意識しはじめたのは、司書をしているときでした。鳥取のある書店の店長さんに"芝野さん、この本絶対面白いし、これからブレイクするよ"といわれて"ためらいの倫理学"を渡されました。ピンときませんでした。その後"おじさん的思考"のタイトルを見たときも、おじさんの意味を誤解していましたし、武術家甲野善紀氏との対談本を読んだときも、甲野氏と対談されるなんて、武道をかじっている評論家なのかなと思っていました。かねてからの私の教育活動の核として、"メルロポンティの肉"と"レヴィナスの顔"があったのですが、ウチダ先生の専門がその2者の研究だったということもあり、内田という名前はあまり意識していなくても、出版される本の内容には共鳴していったのだと思います。(最初、平川克美氏と翻訳をされていたので、2000年までにレヴィナスの翻訳をかなりされています)
 いまや、"先生はえらい"は多くの方が読まれたと思います。それも武道を嗜まれているウチダ先生が、居着きという言葉で伝達することの難しさを簡単に書かれているからだと思います。
 2000年以降の出版数は単著・共著で数十冊になり、2006年には"ユダヤ文化論"で第6回小林秀雄賞を受賞されています。養老孟司氏や加藤典洋氏や関川夏央氏らの審査員にユダヤ思想の難解な"始源の遅れ"をわかりやすく書いていると絶賛された本です。
 倉吉東高校の必読図書の"寝ながら学べる構造主義"のタイトルにあるように、多くの社会評論が、構造主義をベースに、映画のエピソードを交えながら、武道で培われた身体性を重視して書かれています。ウチダ先生は、今"街場の家族論"を書かれていて、年内には出版したいそうですが、私はこの街場という言葉が好きです。(今までに、"街場の現代思想"・"街場のアメリカ論"・"街場の中国論"・"街場の教育論"が出版されています)
 英語で言うと"FACE TO FACE"で、最近の先生の本・ブログの内容が教育論が多いのも頷けます。私がウチダ先生に是非講演をしていただきたいと思うのも、人々が面と面を向き合う場面を少なくして、自分の思考の方法を混乱させており、田舎の教育の危機を向えた今、思索コンサルタント、思索コーディネーター、思索療法士の登場で、教員・生徒、親子を問わずに、失ってはいけないものをみつめてもらいたいからである。
 韓国や香港なども席巻している"下流志向"だけでなく、先生の来鳥の前に出版される"日本辺境論"(辺境のタイトルは、先生の心酔する村上春樹著の"辺境・近境"を意識されているのではないかと思うが、ご本人に確認したわけではない)も是非読んでからウチダ先生の生の"声"を聴こうではありませんか。フェイス・トゥ・フェイスで
(進路指導主事 芝野浩貴)
(参考) 内田樹(Wikipedia)、 内田樹の研究室、 内田樹 入試部長のひとり言
      amazon(内田樹)
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。前年度に専攻科を卒業いたしました岩本です。ブログ「内田樹の研究室」を日々拝見している中で、鳥取の高校での講演について内田さんが述べておられたので、「もしや...」と思い調べてみるとやはり倉吉東校であったため、先生方の人脈と実行力に驚き、また喜んでおります。内田さんの素晴らしさは、伝える内容と同じくらい(もしくはそれ以上に)相手に伝わるということ事に重きを置く事であるので、ぜひ生徒達には講演から何かしら得て欲しいと思います。
2009/11/02(月) 16:28:16 | URL | えこのみ #-[ 編集]
こんにちは失礼します。私は内田樹先生の大ファンですが、倉吉東校とは縁もゆかりもありません。
講演会を聴きたいのですが無理でしょうか。
2009/11/14(土) 19:16:41 | URL | ミント #-[ 編集]
内田先生の講演会について
 ブログへのコメント投稿ありがとうございます。
 今回の内田先生の講演会は、倉吉東高行事としての開催ですので、参加の可否について学校に確認いたしました。
 学校関係者以外の方の参加については可能ですが、会場が校内のため安全管理上の面、および座席数の面で無制限にというわけにはいきません。
 そのため、先ず学校に連絡(Tel:0858-22-5205 Fax:0858-22-5206 E-mail:kurae-h@mailk.torikyo.ed.jp)していただき、後日学校から連絡をさしあげるということにしたいとのことでした。
2009/11/15(日) 22:56:46 | URL | sotoikuyukai #xZS7dUM.[ 編集]
ありがとうございます。
とても嬉しいです。
早速連絡させて頂きます。
2009/11/16(月) 09:56:07 | URL | ミント #-[ 編集]
とても素晴らしい講演会でした。
先生もさることながら、東校の生徒が整然と並び、着衣の乱れが一切なかった事が印象的でした。
流石東校。これからも素晴らしい生徒を輩出して下さい。
ありがとうございました。
2009/12/03(木) 09:30:40 | URL | ミント #-[ 編集]
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