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 倉東だより107号の記事をブログでご紹介します。今回は、6ページ目です。
「生活力が学力だ」
進路指導部 川本祐子先生より
センター試験秒読み
 親であれば、誰もが子どもの成長は喜びであり、楽しみです。保 護者のみなさんはお子様が誕生したときから日々、健康であれ、幸せであれ、反抗期さえも慈しんで今まで過ごしていらっしゃったことだと思います。 倉吉東高に入学して3年間(3年生はあと2ヶ月先で卒業)。 親元からも離れていく時期が近づいてきています。
 3年生のこれからのスケジュールと最近私が気になっている「生活力」について思いつくままに書いてみたいと思います。
 「センター試験まであと○○日!」と教室の後ろのボードには書いてあります。 クラス全体でセンター試験まで団体戦で進んでいこうというパワーを感じる3年生の教室です。 12月5日にはセンター試験の受験票が全員に渡されました。 これは、受験会場に持ち込むものだけでなく実際に各大学に出願するときに貼り付けなければならないシールもいっしょになっていますので、とても大事な書類です。 以前、大事なものだからと生徒が神棚においておいたら、年末におばあちゃんが神棚の大掃除をされ、焼かれちゃったということがあり、家族も学校もおおあわてしたという話を聞いたことがあります。受験についての事柄は家族全員が知っておく必要がありますね。
 年末年始学習会。毎年倉吉東高では3年生に対し年末年始も学校開放し、8時30分~17時の間学習の場を提供しています。 昨年も元日に140人弱の生徒が集まり、8時30分から身も心も引き締めシーンと学習が開始されたのを思い出します。 センター試験本番の出発は朝とても早い時間です。 せっかく朝型に学習パターンを変えてきていても冬休み、正月でリズムがくるって失敗した生徒もいます。この年末年始学習会、不思議ですが、参加した人数が毎年ほぼ国公立大学合格人数になっています。
1月5日・6日、10・11日はパック模試。センター試験本番を想定した時間割や座席配置(全クラス通しのあいうえお順)で試験します。
 今年のセンター試験は、1月17日朝9時30分公民から始まり、最後の一番集中力のなくなって来る時間に行われるのがリスニングです。そしてリスニング終了時間は18時35分。 試験会場の鳥取大学から列車で帰ってくると9時近くになるかもしれません。
 翌日(18日)も物理や地学受験者は18時まで試験があります。受験は気力、体力、集中力、我慢力の勝負です。この「四力」は一朝一夕につくものではありません。何度も繰り返す模試や普段の授業、家庭学習の中で養われていくのです。
 インフルエンザの予防接種も12月前半には完了しておかねばなりません。 今年は流行が例年より早いそうです。
「生活力」について
 倉吉東高の学校ビジョンは「主体的な学習者・21世紀の日本を支え、世界をリードする高い志を持った人材の育成をめざす。」ご存じのことと思います。 それは、大学に入りさえすればよいということではなく、入学した大学でいかに学び、社会へ出てどう生きるかということをいっています。 そんな世界をリードする人材の育成を目指し、私たちは日々生徒のみなさんと格闘しているのですが、気になっていることがあります。 実は以前こんな生徒があったのです。
 3年生12月の面接でのことです。 「私は、都会の大学がいいです。学部は福祉系の学部を志望します。障害者や高齢者や困っている人を助けたいです。」と志望を熱く語ってくれるのです。 しかし、面接を進めていくうちに、彼女のその時の生活は以下のような毎日であることがわかってきたのです。
 「朝は一人では起きられない」「毎日車で学校へ送迎」「洗濯機のスイッチを押したことがない」「料理は全く作ったことがない」「家のそうじをしたことがない」「食器洗いなどしたことがない」
 私は本当に驚いて、「ゆでたまごかインスタントラーメンぐらいは作ったことあるでしょ」と聞きましたが、電子レンジのチンも含めてまったくなし。 家庭科の料理実習も細かく役割分担していたので野菜を洗っただけだったそうです。「え~○○さん、いつも家で何してるの?」答えは「家族のみんなを楽しく笑わせています。先生、きっと困っている人の気持ちも明るくなりますよ。」 とニコニコ顔。
 みなさん、いかがでしょうか。高校を卒業後、ほとんどの生徒は一人暮らしがはじまります。生活するというこ とは社会の一員として扱われるわけです。社会の規範やルールを守ることはもちろん、家賃や公共料金の支払い、ゴミ出しや掃除の当番、近所やアパートの人との挨拶やおつきあい、食事、掃除、洗濯…。時間厳守や任されたことはきちんと行う責任感がなければバイトもクビです。 最近、有名私立大学の学生が大麻の売買や栽培で逮捕されたというニュースが入ってくるたびに、考査や模試で点数がとれるという学力だけでなく、本当の意味で大人(おせ)にして送り出さねばいけないという思いが強くなっています。
 さて、中央大学の入試課に高梨先生という先生がいらっしゃいます。 全国の高校でよく講演される先生なのですが、「学力は、性格や心がけに連動する」とおっしゃっています。先生によれば、何事にもできる人とできない人には、共通の現象がみられる。 心がけに曇りがあれば、授業を聴いても教科書を読んでも頭には入らない。スポーツも同様、できる人は心が素直である。 素直に心と脳が開いて活性化の状態、α波が発生すると、心が落ち着き集中力、理解力、記憶力を強くする。 また、毎日20分の家事の手伝いをすると成績がアップする。 家事は創意工夫と我慢を学ぶことができる。そのうえ家の人から感謝されてうれしくなりα波が発生。 α波で心豊かに素直な気持ちで机に向かえば、集中力・理解力がアップし学ぶ楽しさを知ることができるようになる…と。 私も高梨先生のおっしゃるように素直に心と脳を開くことがとても重要だと感じています。 高梨先生方式で家族の絆を強化、生活力アップ、さらにα波発生で学力アップ作戦はいかがでしょうか。
 「生活=学力」倉吉東高の進路指導ではこれを言い続けています。 自分の生活がしっかり自己コントロールできるようになること。 そして何でもよいのです。 家庭生活の一員として手伝いをすることによって、卒業後の生活や社会人となるための予行練習や学びにもなる。 そして、会話の機会も増え、お互いに感謝し合うことによって心のコアを耕せれば、学力アップや進路の選択の話し合いにも役立ちます。 一年生、二年生のご家庭でもぜひ試みてください。
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